Lien0927の日記

奇跡の出会いから今、そして未来へ

隣の芝生は青い

 

自分にも同じものがあるのに、なぜかリヤンはソルのものを、ソルはリヤンのものを欲しがる。

 

 

 

 

 

 

 

リヤンが、かじっていた鹿の角。

ポロッとソファから落ちた。

 

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本当なら、すぐにでも欲しいソルだが…

リヤンも渡す気はない。

でも、すぐに拾おうとはせず、ソルに無言の圧力をかける。

 

「取る気か?」

顔をそらして、様子を伺うソル。 

 

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ソルに、渡す気がないリヤン。

それでも、やっぱり欲しいソル。

 

一本の鹿の角を前に、硬直状態。

 

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そんな状態が続いていると…

2匹の放つ空気など、読まないお姉ちゃんが乱入。

 

「これ、欲しいの?」

 

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両方が、それを欲しがってるんだよ!

 

手にしたのは、リヤンでもなくソルでもない。

娘。

 

しかーし、その娘が…

なんと、またもや2匹の間に鹿の角を置き、

 

「待て!」

 

と指示をしたので、待つ2匹。

 

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「よしっ!」

 

娘の指示で、手にしたのは…

そりゃー、リヤンだよね。

 

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リヤンの許しが出るまでは、我慢しなくてはいけないことを、わかっているソル。

 

側で見るだけ。

 

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「あっ!また落ちそうだけど、我慢。我慢。」

 

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今度はリヤンも、落としません。

 

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リヤンの許しが出てから、ソルもちゃんと、この鹿の角をかじることができました。

 

 

 

 

 

 

 

この2匹は、いつも「隣の芝生は青い」ようです。