今更ですが…
購入してしまいました。
映画館まで見に行き、号泣したのを覚えています。
テレビで放送される度に見ては、号泣していました。
今までに5回ほどレンタルしては、その都度号泣しました。
何回見ても、感動のあまり必ず泣いてしまう映画。
実際のハチが、上野教授と過ごせたのは1年だけだったようです。そして、駅通いをしていた9年のうち、エサをもらえるようになったのは、美談として報道されて、有名になった最後の2年間だけで、それ以前は、駅員や焼き鳥屋、子供・駅周辺の人たちから邪険に扱われて、暴力を受け、虐待されていたようです。
ハチの晩年の写真では、片耳が垂れていますが、これは生まれつきのものではなく、野良犬に軟骨部が付け根部分まで、咬み抜かれたことによる後遺症だったようです。
ハチは11歳で死んでしまったようですが、大好きな上野教授と過ごせた幸せな時間は、たったの1年だったなんて…。
有名になった最後の2年間は、駅周辺で穏やかに過ごせるようになったり、人間さながらの葬儀が執り行われたようですが…。
このような話が本当ならば、ハチは有名でない時も、有名になってからと変わらず、同じようにそこにいて、同じように生活していたはずですから、その頃からもっとどうにかならなかったのかと、色々と疑問に思ってしまいます。
そこまで必要かな?と私は思ってしまいますが、ハチは剥製にされ、内臓はホルマリン漬けにされて、臓器標本は今でも展示されているそうです。
ハチの美談に対して、異論を唱える説もあるようですが、私はハチの物語が伝えているものが真実であり、その真実が、いつの時代も見る人に感動を与えているということが、そのことを物語っているのだと思います。
映画を見た後は、無性に抱きしめたくなる。
抱きしめたくなる。
娘も一緒に見たので…
抱きしめたくなる。
抱きしめたくなる。
いっぱい抱きしめたら、心があったかくなった。