安楽死に対しての考え方
お散歩の時、声をかけて下さった方。
リヤンが、以前飼われていたワンコに、とてもよく似ているそうで、可愛がって下さりました。
その方は、海外での生活が多く、海外で生活されていた時に飼われたワンコで、その子と一緒に、日本と海外を交互に過ごされていたのですが、海外での生活の時に、股関節を悪くしてしまい、歩けなくなってしまったそうです。
医師に言われた言葉は…
「眠らせてあげるのが、この子のため。」
手術をしたとしても、歩けるようにはならないだろう。そんな体で生きるならば、眠る方がいい。
日本だったら、病気のせいで苦しみ、衰弱する一方で、助かる見込みがなければ、医師からそんな提案を受ける時もあるかもしれませんが、歩けなくなったからと言って、そんな提案をされることは、まず無いと思います。
その方も、もちろん日本人なので、
「死なせるなんて、できません!」
と答えたそうですが、その医師は、
「死なせるのではなく、眠らせるのだ。」
とおっしゃるそうです。
安楽死に対しての考え方。
海外と日本では、大きく違うのですね。
その方は、ずっと悩まれたそうです。
…しかし、その方は海外で生活されているので、周りのお友達は医師と同じ考え方。
その方のワンコを見た人からは、
「こんな風に生かしておくのは、可愛そう。」
と言われたそうです。
最後には決断をし、「眠らせる」ことにしたそうですが、今でも「自分が殺してしまった」という思いが強く、最近まで、申し訳ない気持ちが強くて、その子の写真を見ることもできずにいたそうですが、ようやく見れるようになったそうです。
海外生活の中で、せざるを得ない苦しい決断をされた心境は、計り知れないものだったに違いありません。
日本人である私には、
「安楽死=眠らせるだけ」
だから、その子のためになることで、可愛そうなことではない…
なんて、股関節を痛めて、自由を失っただけの我が子を目の前に思えません。
その方も、愛犬が股関節を痛めて歩けなくなったのが日本だったら、そんな苦渋の決断をすることもなかったのでしょう。
私は一生、日本から出ることはないので、今後何があっても、悔いの無い決断を自分の意思でしていこうと、強く思いました。
元気いっぱいの、我が子たち。
いっぱい歩いて、いっぱい遊んで!
ほっこり癒されて。
エネルギーを発散して。
いつでも仲良し!
大好きだよ!
元気でいてね!
そんな風に願わずには、いられませんでした。