夢みたいな現実
ドンッ!
車の扉が閉まる音。
窓をのぞく娘。
「リヤンの犬舎の車…何で?」
「リヤン、今日来る日だったの?」
リヤンが来る日を知っていたのは、私だけ。
子供たちには、驚かせようと、秘密にしてありました。
ピンポーン!
この瞬間を、どれだけ、心待ちにしていたことでしょう。
扉の向こうに、長い間ずっと憧れ、夢にまで見て、いつか、必ず迎えたいと願っていた、ホワイトスイスシェパードがいるのです‼︎
本当に、夢が叶ったんだ‼︎
リヤン、リヤン、リヤン、リヤン‼︎
リヤンを抱き上げた。
「夢なんかじゃない!現実なんだ‼︎」
と、実感が込み上げてきました。
リヤンは、とっても良い子で、驚きました。
リヤンの魅力に、もう脱帽です。
次の日の朝、休みの日は寝坊助の娘が、早くから起きて、リヤンの世話を手伝います。
リラックスできているようで、嬉しい!
幸せ過ぎて!大好き過ぎて!
この気持ち、止まりません‼︎